※愛用の手帳カバー(メンテナンスでオイルを塗ったところ)
おはようございます。
北海道札幌市中央区の税理士 板倉圭吾です。
今日は経営判断について考えていることをまとめます。
経営判断は悩まない
父として2人の子どもを育てながら、税理士事務所と合同会社を経営しています。
日々、
- お客様のこと
- 従業員、外注先のこと
- 自社のこと
- 家族のこと
で判断するべきことがあります。
今日はそのうちの経営に関することについてです。
日々悩まれている経営者にお伝えしたい結論は、
「経営判断は悩まない」
が良い経営につながると思います。
悩まないためには、自分の根っこの価値や理念に立ち返って考えることが必要です。
未知の事象でも、自分の持っている価値観に当てはめて考えていけば「これは違う」と判断できることが多いと思います。
私の価値観・理念を参照しながら紹介していきましょう。
私の中で、理念は外向きの「ミッション」と、内向きの「キャッチフレーズ」に分けています。
根っこの価値観・理念を決める
板倉事務所のミッションは「イクメンとワーキングマザーをサポートする」です。
そして、キャッチフレーズは「育児も、税理士としての価値提供も妥協しない」と決めました。
ミッションを決めた理由は、こちらの記事を参考にしていただければ。
授かった命を大切に育てること(育児)と、人生をかけて経営者として努力されている方へのお役立ち(税理士としての価値提供)はどちらも大切です。
経営者に伴走する税理士が、関与先の経営者・従業員の育児にも気配りした効率化提案をできたらいいな、それが私のやりたいことだ!!
と思い創業しました。それがミッションです。
そして、私自身が2人の子どもを育てながら私のやりたいことを実現したいとも思いました。それがキャッチフレーズです。
理念を決めたら続ける
ミッションの策定は2017年です。創業した年には決めていました。キャッチフレーズは少し遅かったはずです。2020年のこの記事が初出のようです。
いずれも、今後しばらく変更するつもりはありません。
理念や価値観はそうそう変わるものではないと思っています。
もしご自身が掲げた理念がコロコロ変わるものであれば、もう少し掘り下げて普遍的なワードを見つけることが最優先だと思います。
理念から導かれた「やらないこと」
やらないことをリストにしています。
これも2017年の記事。
一部だけ…(2019/4/11改訂)
お見積りを示した後に値引きはしない
M&A仲介会社と付き合わない
税理士紹介会社と付き合わない
生命保険代理店にならない(餅は餅屋)
会計ベンダーを一社に絞らない(お客様に合うものをオススメする)
電話打ち合わせは原則しない(チャットワーク推奨)
FAXを事務所に置かない
税理士バッヂを付けない(税理士会関係活動を除く)
見栄や虚勢をはらない
終電過ぎまで飲まない
6時過ぎまで寝ていない
「お世話になります」と言わない書かない(「お世話になっております」が好み)
(顧問先以外の)当日のアポイントを受けない
化学調味料で出汁を取らない
三和土とトイレを汚くしない
運転中に割り込みされても怒らない(どうしようもないことに反応しない)
携帯を見ながら子どもと会話しない(喋るときは目を見て話す)
などです。
今だと、
- 日程調整に時間をかけない(自分も相手も仮候補日を複数押さえられるのは嫌だろうから)
- 終わり時間の見えない会議には参加しない
- ミッションに理解を示していただけない経営者とは仕事しない
- 多すぎるタスクを抱えない
- 先回りしすぎて経営者の成長機会を奪わない
- ゴルフはしない
- 政治家にならない
- 叙勲は求めない
- 他責思考にならない(内省を習慣化する)
などが追加されてるものでしょうか。
自分を頼りにしてくださっている関与先のお客様に迷惑をかけるようなことや、自分自身が調和のとれた生活を過ごすために決めたものばかりです。ミッションとキャッチフレーズから演繹的にも導かれるものだなぁと。
理念に沿ったTTP
似たような理念を掲げて活動されている方の行動を模倣することもしました。
特にひとり税理士の井ノ上陽一さんには、創業当初の個別コンサルティングからずっと影響を受けています。
理念に沿って何かをやりたいときに、先達の知恵を借りることはとても有用です。
(節度と敬意のあるパクリは推奨派です)
理念に沿った「新しいチャレンジ」
創業から年数を重ねて、いろいろなご案内をいただきます。
理念に照らして、これは「新しくやろう」と思ったことは社会貢献活動です。
- PTA活動
- 北海道庁包括外部監査の仕事
- 雑誌記事の執筆
- 公的団体の監事、顧問
- 租税教室
- 労災特別加入団体の運営
未来に向けて、微力でも貢献できるかなと思ったことは採算性を考慮外としてお引き受けしました。
確保できる時間には限りがありますので、お話をいただいた順番に検討し、現在は枠いっぱいを使っています。
経営者へ伝えたいこと
「経営者として、ブレないで判断をしたい」というお気持ちは分かりますが、理念が最初です。
- 判断に迷うことが多い
- 1年前と同じ問題が生じている
- 時間が足りない
こういうことがあるようでしたら、理念を深く考えてみることをオススメします。
遠回りなようで、近道だと私は信じています。
[…] 終わり時間の見えない会議には参加したくないと公言しています。 […]