今朝は、通学路の横断歩道で旗を振ってきました。
創業時の思いを覚えていますか?
こんにちは。
北海道札幌市西区発寒のイクメン税理士 板倉圭吾です。
今朝は、通学路の横断歩道でお手伝い。小学生の登校を安全に見守るPTAの活動です。
その後、新規顧問契約のお打ち合わせをしてきました。
(創業すぐの)代表とその奥様との面談です。
創業に至った経緯、これからの目標、出口戦略…
いろいろなお話を伺いました。
数値目標も大切ですが…
私が大切にしているのは、創業時の思いの中でもマインドの部分です。
創業して得たかった感情は何か?
ということです。
私の場合、
- 育児も税理士としての価値提供も妥協しないことで人生の満足感を得たい(勤務税理士では難しかった)
- 転勤や定年におびえない(公務員では難しかった)
- 徹底的に寄り添う仕事をしてお客様に安心感を与えたい(公務員でも勤務税理士でも難しかった)
- プライドを持って仕事をしている背中を子供に見せたい(創業する時にこの意識を持った)
といったことが挙げられます。
数値目標も大切です。
売上を達成し、利益を毎期出して、しっかり納税すれば、金銭的には余裕ができるかもしれません。
しかし、それだけでは人生は豊かに暮らせません。
やはり創業時のマインドの方が大切だと思います。
得たい感情の先に出口戦略があるべき
私の場合、現在は税務での価値提供がメインですが…
- 財務コンサルティング
- セミナー
- 執筆
- 不動産賃貸業
など複数の柱を持っています。
先ほどの「創業時の思い」を達成するために、税務を通じての価値提供が足かせになる可能性もあります。(現実的ではありませんが…)
どんどん売上が上がっていくことを手放しで喜んでいいのか、判断する軸は「自分がどう感じているか」にかかっているのではないでしょうか。
創業社長の中には、セルアウトやIPOなど出口戦略ありきの計画をお話される方もいらっしゃいます。
考え方はいろいろあっていいと思いますが、私は「得たい感情を先に決めて、出口戦略を考えましょう」とお伝えしています。
今を乗り越えるためのブレない判断軸
私の得たい感情に、「お客様に安心感を与えたい」というものがあります。
お客様の安堵した表情、お言葉がすなわち私の喜びです。
今を乗り越えるために、たくさんのお客様に融資をご提案しています。
顧問契約をいただいているお客様からは融資事務の別途報酬はいただきません。
「これで安心して眠れるよ」
昨日いただいた報酬です。
このお客様のためにもうひと頑張りしよう。
そう思える方と仕事ができている幸せを感じています。
これから創業される方、是非思いを記録しておきましょう。
得たい感情は何か?
自分に問いかけてみてください。
【編集後記】
金融機関も、中小企業の動向を心配しています。
勤務していた北海道銀行もその一つです。現職役員や支店長から、税理士目線での見解を聞かれました。
志を持っている銀行家の方とおつきあいできることに感謝しています。