こんにちは。
北海道札幌市中央区のイクメン税理士 板倉圭吾です。
今日は、北海道神宮に散歩に行ってきました。
写真はエゾリスをじーっと見ている子どもたちです。
今日は七五三で混んでいましたので、参拝はやめて森の散策を。
freeeがTKC化していると感じる件
さて、今日はfreeeという会計ベンダーと、我々税理士事務所の関係性についてです。
いろいろと変化を感じたので記事にしました。
まず私の立ち位置は、
TKCバッジも、ゴールド会員も、五つ星アドバイザーも私は目指さない。
欲しいのはお客様からの評価。関与先に喜ばれてさえいれば、それでいい。(独立した公正な立場も大事)— 札幌税理士 板倉 圭吾 (@itaxez) July 4, 2019
というものです。
かねてから会計ベンダーは自社にたくさん課金をする税理士事務所に対し、物理的な表彰を行っています。全国会議での表彰や、バッヂの貸与などです。
顧客紹介や自社媒体露出などを通じて、その貢献に報いることもあります。
それ自体、企業の工夫なので何とも思いません。(私はTKCバッヂを欲しいとは思いませんが)
他方で、freeeはベンダーと税理士事務所の関係について「よりフラットに」を意識していると感じていました。
クラウド会計は産地直送に向かっている(フードコーディネーター理論)
「エンドユーザーファーストを目指すと、税理士事務所との関係は自然と見直すことになるよね」というのが、私の見解でした(過去形)。
「認定アドバイザーになったら、ロゴ使っていいよ。データ渡すね」というcasual感が私にとってはとても居心地がよかったのです。
freeeの変化① 必須研修?
10月下旬に、一通のメールが届きました。
「【参加必須】1~3つ星アドバイザー参加必
須セミナーのご案内」 特に1つ星~3つ星のアドバイザー様には、
freeeをご利用いただくにあたって是非聞いていただきたい内 容となっているため、 原則必須でお受けいただくものとなっております。
認定アドバイザーとして、研修参加が必須であるような契約をした覚えもないですし、人数や時間を制限した状態での案内でした。
freee社の方に聞いたところ、次のような回答が来ました。
こちらは、恐らく新しい認定化要件を満たした方に向けてお送りしている、メールの件かと推察いたします。
基本的には、強制力はないお願いなので、参加いただかなくても問題ございません。
(新規で加入された方や、星があってもfreeeのプロダクト理解が足りない方には、参加を推奨したい内容です。)
私関係ないの???
「強制力がないものに対し、必須と表現すること」に違和感を感じましたし、「ITツールでアドバイザーの属性に応じたメール送信をすること」すら放棄しているのか、と残念な気持ちになりました。
freeeの変化② アドバイザー認定証
見聞するところによると、freeeからアドバイザー認定証というものが発送されているようです。
私にとっては、これこそ要らんものの典型なのですが…まさにTKCが好きなスタイルだなぁと感じました。
個人的にはTシャツとか、ステッカーとか、そんなもので良いと思いますが、年会費を集めるとTKC的な思考になっていくのだろうか…
会計ベンダー様から恭しく謹呈されるとか、苦手です。
(ということで受け取り拒否しました。配送業者さんお手数をおかけしてごめんなさい。前に受取拒否したのはTKCの書面添付表敬状でした。)
まとめ
会計ベンダー(や全国会という組織)に対し我々がお金を払っているので、思ったことは伝えるようにしています。(TKCについても、SCGの方や全国会の役員に思うところは伝えてきました。)
「TKCのこういうところが嫌い」って勇気をもって投稿してみる
この記事はTKCの方に共有するつもりで書きました。そして、割と今もアクセスがあります。
ここ数年のfreee社の活動には目を見張るものがあることは、マジカチミートアップの北海道リーダーをしており、一般的な税理士よりは深く理解しているつもりです。
だからこそ応援したいというスタンスですが、ちょっと迷走していると感じています。