※落ち葉を踏んで音を楽しんでいます
厳しいことを言うのも税理士の責任
おはようございます。
北海道札幌市西区発寒のイクメン税理士 板倉圭吾です。
今日は、「厳しいことを言うのも税理士の責任ではないか」というお話しです。
停電の影響や、年末を控え、資金繰りの相談をよく受けています。
お金のことは、保守的にご提案するよう心がけています。最悪のことを考えておくってことですね。
サイコロ理論
以前、ビジネス書で読んだ受け売りですが、「サイコロのように6パターンのシナリオを考えましょう」とお伝えすることがあります。
- 理想の展開(+2)
- 順調な展開(+1)
- 予想通りの展開(̟̟±0)
- ちょっと低調な展開(-1)
- かなり期待外れ(-2)
- 予想外の展開(-3)
キモは、「予想外の悪い展開を予想しておきましょう」ということです。
売上でも、支出でも、できることはたくさんあります。
打つ手をリストアップして、優先順位をつけましょう。
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6つのシナリオで既視感を持つ
深刻な状況にいきなり直面すると、思考が追い付かなくなることがあります。
事前に、6パターン用意して打つ手を考えておくことで、「現実を受け止めて、最適な選択をする」というストレスを避けることができるのです。
そのためのステップとして、税理士との打ち合わせを使いましょう。
社長の思い浮かばない、まさに予想外の「シナリオ6」を提示するはずです。
イクメン税理士板倉が気をつけていること
- 危機感をあおって、関与先への存在感を高める
これは、やってはいけないことだと思います。
顧問契約を結び、税理士として長く見守る。企業の状況を知り尽くしているからこそお伝えする。
そこには、真摯な姿勢と客観的な視点が必要です。
そして、経営者がシナリオを予測し、打つ手の優先順位を考えられるようになっていくことが、一番大切だと考えています。
まとめ
先日、顧問先の社長との会話で
「お金もらってもそんなに厳しい話聞かされたくないのに、板倉さんにはお金払っているんだよ」と言われました。(笑いながら)
そうなのです。
顧問料をいただいて、将来の会社と従業員に対する責任があるからこそ、客観的に、厳しいことをお伝えします。
関与している経営者の方には、それを価値と感じていただけていることでしょう。(きっとね)
「イクメンとワーキングマザーをサポートする」という板倉事務所のミッションには、顧問先の維持発展が欠かせません。
大事なことなので繰り返し。
経営者がシナリオを予測し、打つ手の優先順位を考えられるようになっていくことが、一番大切だと考えています。
【編集後記】
昨日は、法人1期目決算後のお打ち合わせでした。個人事業含め、数年関与させていただいており、事業拡大を嬉しく思っております。今後の目標も数値に落とし込み、良い経営計画ができました。ご紹介もいただく。
その後、新規顧問契約のお打ち合わせ。最初のヒアリングで感じた印象が結構大切だなぁと、経験を重ねて実感しています。
【昨日の1日1新】
魚一心(さっぽろ東急百貨店)
[…] 「想定内です」と対応できることが、経営者に求められますよね。私もサイコロ思考法を推奨することがあります。 […]
[…] 以前のブログでも紹介しました。 […]