今日は昼前に散歩に行きました。
公園の木々が色づいてきて、綺麗だった。
ストーリーや世界観は模倣されない
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)という本を読んでいます。
その中で気になった記述が今日のブログタイトルです。
私は、アップルという会社の持つ本質的な強みは、ブランドに付随するストーリーと世界観にあると考えています。(中略)外観もテクノロジーも簡単にコピーすることが可能ですが、世界観とストーリーはどうしてもコピーすることができないからです。
これは、そのまんま ひとり税理士にも当てはまると思うのです。
税務申告書を適正に作成する作業を誰に依頼するか、という発注者目線で考えた時に「その税理士がストーリーや世界観を提示できているか」というのはとても大切な要素ではないでしょうか。
板倉事務所のストーリーと世界観
板倉事務所のポリシーでもご紹介している通り、私は震災や母の死などを経て、「イクメンとワーキングマザーをサポートする」という事務所ミッションを掲げるに至りました。
同じミッションを掲げている事務所が(もしかしたら)世界にあるかもしれませんが、日本語で、北海道を活動拠点として、税務労務財務のワンストップを標榜して、発信しているのは私だけです。
法人の顧問税理士として提供する成果物(税務申告書など)はあまり差がないかもしれません。
これから会計freeeなどプロダクトが進化すれば、従来税理士が得意としていた分野がレッドオーシャンになることは想像に難くありません。
しかし、寄り添ってお役立ちする価値提供については他の事務所とは違う評価をいただいていると自負しております。
ストーリーと世界観ってどう構築したらいいの?
これは、難しいですよね。
他人が定義できるものではなく…
私の場合、已むに已まれぬ事情で独立開業したのでイクメン税理士として活動することしか選択できなかったわけです。
でも、ひとり税理士にとっては、「自分の生き方をどう捉えているか」がすなわち世界観なのだと思います。
それをブログで紡ぐことがストーリー構築ではないでしょうか。
金曜日にお伺いした関与先では、ブログをお読みいただき「ウチなんかでいいんですか?」と言われました。
「御社だからいいんです」とお答えしましたが、お役立ちを喜んでくださっている表現として、サイコーですよね。
ストーリーや世界観がお客様に受け入れられていることが、充実感を得られる源泉だと感じています。
【編集後記】
キュレーションも価値になると考えております。
ここでいうキュレーションとはお客様からのお問い合わせに対して、自身が納得できる説明をしているサイトを案内することです。
他にも、新聞記事の共有も喜んでいただけます。(「記事が掲載されていたので、お手元にご用意の上、ご覧ください」というアナウンスです)
最近、関与先のお客様(や手がけている事業に関連した内容)が新聞記事に取り上げられることが続き、私自身も嬉しいです。
勤務税理士では出来なかった(「給料が対価」では割に合わないという意味)お役立ちが、独立開業をすると出来るのが嬉しいです。
[…] 今日は以前の記事ストーリーや世界観は模倣されないの続編です。 […]