※円山公園の景色(2024/12/3撮影)
皆様、ごきげんよう。
北海道札幌市中央区の税理士 板倉圭吾です。
今は東京出張に来ています。
移動中に考えたことを少しまとめてみようかと。
得意のたとえ話
お客様にお伝えするときに、その方が分かりやすい分野で言いかえすることがあります。
アナロジー(比喩)が、理解を増すことが多いなぁというのが実感です。
そこで、「経営者と税理士の関係を野球ビジネスに例えたらどうなるかな?」というのが今日のブログ記事。
フィールド=現場
野球場の中にいるのは選手です。
たとえ話では、社員が選手に該当するなと思いました。
実際に汗をかいて利益を生み出す方です。
フロント=本部
プロ野球球団の経営はユニフォームを着ていない、球団フロントという方もいます。
フィールドには一切関わらず、机上の戦いをする立場ですね。
中小企業は兼務が当然
上場企業であればプロ野球球団と同じように、フロントとフィールドが明確に役割
分担をすることが可能です。
私がサポートを得意としている中小企業では、そんなにリソースはないから、兼務は当然です。
なので、経営者は監督であり、球団社長であり、エースで4番バッターも兼ねていることもあります。
税理士の役割は?
税理士法1条が要請している
税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ること
を達成できる役割は、フロントの立ち位置でしょうね。
とは言え、「それ以外の役割を担うべきではない」と解してはいけないと思います。
私の考える税理士の役割は、
- フロントスタッフ(税理士法の要請)
- ヘッドコーチ
- ベースコーチ(1塁や3塁のそばにいる人)
- スコアラー
- トレーナー
など、包括したものです。
経営者のニーズ、報酬額、経営者の出口戦略、自分の得意分野などを総合勘案して自分なりの役割を構築できることこそ、税理士の醍醐味だと思っています。
自分なりの役割をアナロジーを通じて考えてみることはとても有益ですよ!!
【編集後記】
税理士試験の発表もありました。良い結果、悪い結果どちらでも出た結果を受け止めて、税理士に一歩ずつ近づいていただくことを期待しています。