昨日は、富裕層向けの税務サービスを行っている税理士法人の事務所に見学に行ってきました。
1日50,000円
案内してくださった方は、その法人の理事長です。現在は、大学教授としても活躍されています。
私が大学院生として租税法の研究をしてるときから、いろいろ親身になってくださり、実務家として有益なアドバイスをいただいていました。
昨日、最初に案内されたのは1日50,000円の利用料を取るという、富裕層向けの打ち合わせスペース。
市内の一等地にあり、調度品も凝っています。間接照明やワインセラーが税理士事務所とは思えません。
きっと、お客としてここに来るのは無理だなぁ(苦笑)
複数拠点
その後、近隣にある事務所に移動し、スタッフの方ともお話しました。
こちらは、明るい雰囲気で、広く、快適に仕事ができそうです。
オフィスチェアが高そうで、思わず「一脚いくらですか?」と、聞いてしまいました。
見ていて感じた強み
- 都心のオフィス
- たくさんの税理士やスタッフの雇用
- 合議制による経営
- 税務OBのチェックによるクオリティの確保
- 独自の相続対策スキーム
- 税務訴訟
- 国際税務
- …
(税理士歴も長い)その理事長が実現させた事務所は、全国から視察が来るそうです。
私の軸
- 自宅事務所
- ひとり税理士
- ITやAIの活用
- 相続は要所だけ押さえて、申告は提携事務所に依頼
- 時間配分を工夫し、自己研鑽を怠らない
私の軸…改めて、実感しました。
税理士歴が長いベテランが達した域に向かって、「私もそこで勝負したい」と背伸びしても、今は全く刃が立ちません。
- 銀行出身として、資金繰りや融資のご相談に乗る
- 労基署出身として、就業規則コンサルや労働保険関係のご相談に乗る
- イクメンとして、体当たりの家事育児の状況をブログ等で紹介しながら、育児短時間勤務制度や育休制度のご相談に乗る
- 若手税理士として、クラウド会計の長所と短所を説明し、API連携による業務改善などのご相談に乗る
- TKCや弥生を導入している税理士として、インストール型会計ソフトでの預金連動やスキャン読取などのご相談に乗る
- グループチャットで相談できるようにする
- お会いしての打合わせは、お客様の事務所または札幌市内のカフェで行う
- 遠隔画面での操作説明や、スカイプなどのお打合わせにも対応する
- これらすべてを税理士である板倉が担当する
いま、ご提供できることはこれだけです。大風呂敷を広げることはできません。
逆に、今は対応できないことも浮き彫りになりました。
- 土日に対応する
- 営業時間(9:00-17:00)以外に対応する
- 当日のアポイント(営業との面談、打ち合わせ、飲み会)に応じる
- (顧問先以外からの)頻繁な電話打ち合わせに応じる
- 人手が必要な集計、入力作業を受託する
自分の軸を作って、その中で勝負しましょう。
【編集後記】
グラタン皿にバターを塗るお手伝い
グラタンできました
AMG Mercedes C-Coupe DTM
娘のスロットカーが到着
板倉家では、いまスロットカーがブームです。
今度、その面白さについて特集します。
【昨日の1日1新】
富裕層向け税務サービスを行っている事務所を見学訪問