「公務員から税理士」で検索されています
こんにちは
北海道札幌市西区のイクメン税理士 板倉圭吾です。
最近、ITAITAブログの検索ワードとして「公務員から税理士」で来ていただいているようです。
改めて、その違いについてお伝えできればと思います。
公務員のやりがい
- 市民、県民、国民のために
- 平等、公平に
- 一定の水準で
これは、憲法にも書いてありますよね。
地方公務員が知事や市長のために働いているわけではなく、国家公務員が大臣のために働いているわけでもありません。
指揮命令は受けますが、行政サービスの提供先は市民、県民、国民です。
そして、同じ条件の方がいたら同じ行政サービスをするというのも必要です。そのために通達や政令に沿った判断が求められます。
同じ行政サービスをするためには、他の職員でも同じ判断をするということも求められます。(そして、俸給もあまり差がつきません)
行政処分や決定に際し、前例を重視するのは「行政の安定性」を保つためです。
調査の選定も、「ちゃんとやっている方と、法違反をしている方との結果の違いを公平に正す」という視点があります。
「他も脱税やっているのに、どうしてウチばっかり」という反論は通じません。
私は労働法を大学で専攻しており、労働判例研究を通じて労働行政に興味を持ちました。
やりがいを感じていたのは、その労働行政で「労働者のため」に仕事ができることです。
そのためには、事業主と利害が対立することも多くあります。調査や滞納処分など、そういう場数は多く踏んできました。
震災後に石巻で応援勤務した際も、全国から集まった仲間と同じ行政サービスが提供できることに誇りを感じていました。
(処分や支給決定など「結果の公平」にはこだわっていましたが、接遇サービスは他の職員と一緒で良いとは思っておりませんでした。そこでの葛藤が退職の原因です←ここ大事だと思う)
税理士のやりがい
- お互いに「この人」と思ったお客様のために
- そのお客様へのオーダーメイドのサービスを
- 適正な報酬で
公務員とはかなり違います。
まずね、お客様選べます。もちろん、選ばれます。これが嬉しいです。評価がはっきりする。
サービス提供も手加減無用です。税務の知識だけではなく、人生経験をすべてぶつけて面談します。
報酬も自分で決められます。多分高めですが、見積り後の値引きは今まで一切ありません。
でもね、このやりがいを書けるようになったのは独立してからです。
なぜなら、
- 誰と契約するか
- どこまでサービスを提供するか
- どこまで先を読むか
- いくらで提供するか
というのは、大抵所長税理士が決断するべきことだからです。
それはそうだよね。雇用されて給料もらっていたら、そこのリスクは負えないもん。
とはいえ、勤務税理士のやりがいもある
- 経営者と同じ目線で話せる(対金融機関、対行政機関など)
- 税理士(勤務税理士)としての責任の範囲内で一定の判断ができる(サービスの提供範囲など)
- 転職市場が確立している
- 給与に成果報酬が設定されていることが多い
もうね、私の場合はこれで十分だったですよ。
公務員の時に窮屈だった部分が全くなくなりました。
「国民の目」という見えざる自己制約は、行政を離れてこそ実感します。
(それなのにどうして独立したの?は、ここを読んでください)
銀行員のやりがい
ちなみに、新卒で就職した銀行については、「会社の経営成績を経営者と語り合え、資金需要に応える」という意味でやりがいを感じていました。
大きな看板(銀行)がなければ、新卒社会人ではできない経験をたくさんさせていただきました。
公務員試験を受験するため退職し、いったん無職となった際に「大きな看板」に自分のプライドの源泉があったのだと自覚します。
公務員と税理士どちらが良い?と悩んでいる方へ
上で、お示しした通りどちらにも良さがあります。
あえて言うならばプライドの源泉の違いですね。
銀行から公務員に転職した際は、大きな看板が「銀行」から「厚生労働省」に変わっただけです。
税理士として登録してからは、それが「税理士 板倉圭吾」になりました。
それだけの違いです。でも、それだけの価値があります。
これからの目標は、肩書も外して「板倉圭吾」に対する価値を高めることです。
【編集後記】
今日は、ブログ連投です。
悩んでいる方へ少しでも何か届けば。
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