※画像出典 ぱくたそ
Webサイトのちょっとした更新作業——それが、まさかの“トップページ消失”につながるとは思ってもいませんでした。
おはようございます。
北海道札幌市中央区の税理士 板倉圭吾です。
初めて、ぺんぎん労災サポートセンターのWebページを自力でFTPを使って更新してみました。
ワードプレスでホームページとブログを運用しているとはいえ、FTPは初めての経験です。ChatGPT(AI)の助けを借りながら手順通りに進めていたものの、一つの判断ミスがサイト構成を崩す結果に。
本記事では、その過程と復旧対応を振り返りながら、非エンジニアでも気をつけたい「2つの備え」について整理します。
トップページを壊しました
ChatGPTの助けを借りて、確かに「できた」
使ったのは、無料で使えるFTPソフト「FileZilla」。どのファイルを開き、どこにアップロードすればよいか。操作方法はChatGPTに逐一確認しました。
指示どおりに作業を進めると、記事のアップロード自体は成功しました。
実際にブラウザでページを確認すると、「News & Topics」内に新しい記事が追加されており、ここまでは完全に順調でした。
思い込みと判断ミスが、すべてを崩す
問題はその直後に起きました。「せっかくなので、トップページにも記事へのリンクを載せよう」と思い、再びindex.htmlを編集・アップロード。
このとき私は、/blog ディレクトリに置くべき記事一覧ページ(blog/index.html)を、トップページの index.html に上書きしてしまったのです。
気づいたときにはすでに遅かった
Webサイトのトップページ(https://penguin-rousai.com/)にアクセスすると、そこには組織の概要も、特徴紹介も、料金シミュレーションもありません。「News一覧だけのシンプルなページ」になってしまっていました。
ChatGPTに再び相談し、以前やり取りしたファイルを元に復元を試みましたが、完全な状態に戻すには「バックアップ」が必要だという事実に突き当たります。
技術的な操作ができるかどうかと、備えの有無は別問題
教訓1:非エンジニアでも、AIと連携すればかなりのことはできる
ChatGPTのようなAIは、専門知識のない人でも手順さえ丁寧に確認すれば、自力で作業を進められるレベルにまでサポートしてくれます。実際、ファイルの配置やHTMLの編集は問題なく行えました。
教訓2:ただし、バックアップだけは自分で責任を持つしかない
「index.htmlを上書きする前に、元のファイルを手元にダウンロードしておく」——この基本的なステップを怠ったことで、復元には多大な時間がかかりました。
今回の件を教訓に、私はロリポップの「バックアップオプション」(月額330円)にも加入しました。万が一のときに復元できる手段を持っていることは、専門職としての信頼性を守ることにもつながると感じています。
トップページは無事復元されました
最終的には、信頼しているWeb担当の技術者に依頼し、正しい形での復旧が完了しました。
終わりに:AIと専門家の役割の違い
税理士という職業柄、「ミスをしないこと」よりも「ミスの影響を最小限に抑える設計」を重視してきました。今回の経験は、まさにそれをWeb運用の現場で実感するものとなりました。
AIの力を借りることは、これからますます重要になります。一方で、最終判断や万が一への備えは、私たち自身の判断と行動に委ねられています。
この経験が、同じように「少し自分で触ってみたい」と思っている方の参考になれば幸いです。
【編集後記】
今日は日帰りで東京に行ってきます。