※今朝の北海道神宮 気温も上がってウォーキングに格好のコンディションでした
気になる看板
こんにちは。
北海道札幌市中央区のイクメン税理士 板倉圭吾です。
今日は気になる看板があって、ブログを書いてみようと思いました。
板倉事務所にとっての気づきを得たのです。
(梅干し)で食わせる(定食屋)
実際には、全く違う業態の飲食店です。
そのお店を揶揄する意図はないので、(カッコ)のところは変えてあります。
気になるのは、使役形(しえきけい)の表現です。
以前に、入り口と出口が指定されている飲食店には行かないという記事を書いたことがあります。
以前、関与先の社長に「効率的な店舗運営をしたい」とご相談されました。その際に、「お客様ではなく、養鶏場のニワトリだと思ったら効率的にできるところがありますよね」とお話ししたことがあります。今回の展示で、その言葉を思い出しました。
経営者に伝えたかったのは逆説的なものです。(そのお客様の業種では)「運営側の効率性とお客様の快適さはトレードオフの関係にあって、効率化だけを追求するとお客様が離れていくかもしれない」という意識です。
実家が食堂を営んでいた時期があり、私も中学生の頃にレジ係を手伝っていた経験があります。
そのため飲食業に関しては、「いち消費者」ではない視点で見るクセがあるのです。
飲食店経営者サイドの顧客尊重意識というべきものでしょうか。
どういうニュアンスを伝えたかったのか
飲食店経営者が来店客に「食わせる」という表現で伝えたかったこと…
残念ながら、私には理解できませんでした。
使役形で浮かぶのはやはりブロイラーです。
「配合飼料を食わせたブロイラー」というようなイメージが浮かびました。
あるいは、頑固な店主が「携帯使用不可、私語厳禁」みたいな独自店内ルールを採用しているイメージでしょうか。
いずれにしても、私が行きたいお店ではありません。
税理士事務所に置き換えた場合を考えてみた
使役形を事務所キャッチフレーズに使用するとしたら…を考えてみました
- 経理の経験がなくても、記帳代行から自計化に移行させます
- セカンドオピニオンで、税務署から還付させます
- 黒字決算で、会社の財務基盤を強化させます
使役客体をどのように変えても、なんだか素敵じゃないなぁと感じてしまいます。
素敵じゃないと感じる理由
私にとって、食事は作った人と食べる人のコミュニケーションが大切だと感じています。
言葉を交わさなくても、「おいしくなぁれ」「くつろげますように」というお店側の心遣いが嬉しくなるのです。
そして、私も「ごちそうさまでした」「素敵な接客をありがとう」という気持ちが伝わる振る舞いを意識しています。
税理士事務所もそこは一緒かなぁと。
お客様のみならず、税務署・スタッフ・金融機関などとのコミュニケーションが大切ではないでしょうか。
選び選ばれる税理士であるために、自分が発信する際には使役表現に気を付けようと思った朝です。
【編集後記】
週末は、800km超の道内出張をしてきました。
道路そばをシカを歩いているのどかな雰囲気、久しぶりのロングドライブを楽しむことができました。