※4月の東京駅は初夏のようでした
ごきげんよう。
北海道札幌市中央区の税理士 板倉圭吾です。
今日はぺんぎん労災の原点について。
ぺんぎん労災の原点は、東日本大震災において労災保険制度の意義を肌で感じた経験です。
東日本大震災の際は、私は室蘭労働基準監督署の職員でした。
単身赴任で、しかも初めての庶務担当。
震災をきっかけに、税理士という生き方を選んだことはポリシーに書きましたが、その震災応援派遣は私の人生にたくさんの示唆を与えてくれました。
被災した労基署職員もおり、多数の震災被災者は就労中の方も多かった。被災地の労働基準監督署職員は少ない人員で通常の数百倍の請求を審査しなくてはいけない状況だったのです。
そのため、全国の労働基準監督署から震災応援派遣として労災審査の職員が集結しました。
私もその一人です。
同じ労災補償行政に従事し、同じ審査基準を共有し、同じシステムを使う全国の仲間たちがいました。
国家行政機関だからこそ、実現できた支援だなぁ。という実感を、対被災者だけではなく、組織構築の点からも抱きました。
そしてその実感から、厚生労働省が所掌する労災補償制度を、雇用契約者だけではなくフリーランスをはじめとするあらゆる形態の就業者の労働災害防止および福祉向上に活かせないかと考えていました。
そのように考えていた2024年11月、特定フリーランス向け特別加入制度が開始されたのです。
業務中や出張中、そして天災など。労災保険で業務上災害と認定される局面はたくさんあります。
加えて通勤災害にも補償があります。
フリーランスと雇用契約のメリデメでも取り上げられる「仕事中の負傷」というテーマを、国の制度で解決できることはめっちゃ画期的なのです。(あえての語彙力低下)
ぺんぎん労災も北海道第1号、全国第3号として承認を受けております。
全国どこからでも加入が可能です。
売りつけたいというよりも、良さに気付いてほしいなぁというのが正直な気持ちかな。