※租税教室の準備をしています
おはようございます。
北海道札幌市中央区の税理士 板倉圭吾です。
今日は、アイスブレイクについて。
新規面談で考えていることをまとめてみます。
アイスブレイクの大切さ
打ち合わせ前に雑談することを一般的に指す言葉です。
いきなり本題に入ってもガチガチな雰囲気だと議論が進まないので、氷を溶かすがごとく適切な雑談を設けましょうという趣旨だと理解しています。
税理士が新規面談をする際に、たいていの方は「税理士と話すのは初めて」「税理士と話すのは慣れない」という方ばかりです。
なので、話しやすい雰囲気を構築することを意図しています。
アイスブレイクで何を話すのか
チャットGPTにテーマも選定してもらいました。
税理士が顧問先と新規面談を行う際、アイスブレイクは重要です。適切なアイスブレイクは相手の心を和らげ、信頼関係を築くのに役立ちます。一方、避けた方が良いアイスブレイクは、相手に不快感を与えたり、業務に影響を及ぼす可能性があります。以下に、適切なものと避けた方が良いものをそれぞれ10個ずつ挙げます。
【適切なアイスブレイク】
- 最近の天気や季節の話題 – 季節に関連した話題は一般的で親しみやすい。
- 趣味や興味についての質問 – 相手が好きなことについて話しやすくなる。
- 最近のニュース(非政治的・非宗教的) – 軽いニュースやトピック。
- 出身地や住んでいる地域について – 共通点を見つけるのに役立つ。
- 休日の過ごし方について – プライベートな話題を引き出し、リラックスさせる。
- 食べ物やレストランについての話 – 誰にでも話しやすい話題。
- 旅行の話題 – 行きたい場所や行ったことがある場所について。
- 最近のスポーツイベント – 特に一般的なスポーツの結果など。
- ペットについて – 多くの人が喜んで話すテーマ。
- 簡単なジョークや軽いユーモア – 相手の反応を見て適度に。
【避けた方が良いアイスブレイク】
- 政治や宗教の話題 – 意見の対立や不快感を招く可能性がある。
- プライバシーに関わる質問(収入、家族の状況など) – 不快に感じることがある。
- 健康状態や病歴について – センシティブな話題。
- 経済状況や仕事の不満 – ネガティブな印象を与える可能性がある。
- 過去の失敗や問題について – 顧問先を萎縮させる恐れがある。
- 自慢話や成功談ばかり – 相手を圧倒したり興味を削ぐ恐れがある。
- 特定の企業や個人を批判する話題 – 顧問先の意見を分断する可能性がある。
- 流行語やインターネットスラング – 相手が理解できない場合、距離を感じさせる。
- 年齢や世代についての冗談 – 相手の年齢に関連した内容は不適切に感じることがある。
- 過剰なプライベート情報を共有する – 初対面では控えた方が良い。
これらを意識して、適切なアイスブレイクを選ぶことで、顧問先との良好な関係を築くことができます。
あんまり、私が選ぶテーマではないかなぁ。
というか、「鉄板でコレ」というものはあまり用意していないです。
私が新規面談する場合、必ず紹介者がいます。
まずは紹介者と私の関係を説明し、紹介者とお客様の関係を説明していただくところから始めることが多いです。
私が選ぶとしたら
子育て中の世代の場合
私が育児にも力を入れているのはブログなどでご存じの状態で来る方も多いので、簡単な家族構成や夏休みなどに作った料理などをお話しすることが多いです。
それ以外の場合
面談場所までの経路についてお話しすることが多いかな。慣れない場所(たいていホテルのラウンジや、板倉事務所で実施)にお越しいただくので、相手の方に直前の記憶で印象的なものを教えていただくイメージです。
私も気になっていたこと、「あそこの階段、急でしたよね」とかが共感できると一気に仲良くなれることが多いです。
私なりのアイスブレイク論
過去ブログでも紹介していますが、新規面談の場合、prepシートでその日のゴール(打ち合わせ全体のアウトカム)を事前に決めていることが多いです。
要はそのゴールに到達するのに必要な工程がアイスブレイク。
アイスブレイクのアウトカムは、「相手に心理的な安全を感じてもらうこと」に尽きると思います。
慣れない場所で、経理や税金などの慣れないテーマを、初対面の人とする。しかも相手は税金のプロ(税理士)と来れば、どう考えても不安ですもんね。
でも話していただかないと、ゴールには近づかない。
安心して話していただける環境づくり=アイスブレイク
だと思っています。
つまり、「何をテーマに話すのか?」はアイスブレイクの本質ではないということです。
言い換えると、真摯に誠実に聞くこと=アイスブレイク
ではないでしょうか?