※先日乗車したスーパー北斗(函館~札幌)
生命保険外交員は確定申告が必要
おはようございます。
北海道札幌市西区発寒のイクメン税理士 板倉圭吾です。
月曜日に生命保険の外交員さんとお話しする機会がありました。
そこでのやり取りから、「生命保険の営業マンにこそクラウド会計を導入してほしい」という記事を書くことにします。
まず、保険外交員の所得は「給与所得」(固定給)と「事業所得」(歩合給=コミッション)に分かれます。
事業所得がある場合、確定申告が必要になります。
5社くらいの外交員に聞いてみた
半径5mくらいの取材です。(信憑性低い)
皆さん、3月の申告まで詳細な所得金額を把握されていない印象です。
領収書、レシートなどを会社で紹介してくれる方(税理士資格の有無は聞いていない)に一年分ドーンとお渡しして、集計してもらった内容で申告を行う方が多かった。
もったいない、と思うのです。
保険のプロは、数字のプロです。(と、私は思っている)
月次の自分の損益状況を把握すること(もっというと経費の使い方を把握すること)が大切なのではないでしょうか。
多くの外交員が売上だけにフォーカスしてい(るように思え)ますが、営業先の法人や経営者と同じ感覚を持つならば、コスト意識が大切です。
月次で把握することで会計の威力・魅力を実感していただけるはず。
クラウド会計の利点
- 通帳を同期する→収入、口座振替の経費がリアルタイムで把握できる
- クレジットカードを同期する→経費がリアルタイムで把握できる
- Suicaを同期する→交通費、コンビニ経費がリアルタイムで把握できる
基本、個人で事業をされる方とクラウド会計は相性が良い。
なぜかというと、自分一人で設定が完了することに加え、給与などの預り金や従業員の立替金が発生しないので上記の入出金でほぼ捕捉できるからです。
さらに、外交員の場合は収入(売上)は基本的に1社だけですよね。
別で集計しなければいけないのは現金くらい。(だからこそ、キャッシュレスを推進します)
営業トークネタにもなる
- キャッシュレス
- フィンテック
- クラウド会計
- AIによる推測
自分が導入していることで、営業先でもネタにできます。
クラウド会計ならMacでも使えます。
まとめ
取材した中の1社は、会社で取りまとめて集計する際に、「経費率の上限」を設けているそうです。(超えるとレシート貼ってもらえないんだって)
概算経費のなごりでしょうか…税務署対策なのだそうです。
必要以上の税金を払うことで得られるもの(対外的な信用、融資を受けやすい)などあるかもしれません。
しかし、適正な申告納税をすることで手元に残るお金があるならば、それがリスク対策になるのではないでしょうか。
幸い、クラウド会計は適正な申告にかかる手間を圧倒的に下げてくれました。使わない手はない。
外交員は経理処理としてはシンプルな業種です。集計にかけるコストは最小にできます。
私が期待する外交員(数字のプロ)の最終目標は、ご自分で適正な申告書を作れるレベルに達することです。(税理士による最終チェックは推奨しますよ)
現在、板倉事務所では営業所やグループ単位などでのセミナーや導入コンサルティングを進めております。
もちろん、個別コンサルティングも承ります。
下記応募フォームから、お問い合わせいただけます。
【編集後記】
昨日は小学生の息子が体育の跳び箱で負傷したとの電話連絡があり、急遽整形外科へ。
幸い、骨には異常がありませんでした。でも5分で駆け付けられるひとり税理士のメリットを感じる出来事。
あとは、今回の記事のネタとなる外交員さまからの確定申告のご依頼もありました。
今日は打ち合わせが1件。
【昨日の1日1新】
カゴメのミカンジュース(美味しかった)