前回に続き、板倉事務所の強みについてご紹介します。
労働関係助成金の生産性要件
前回の助成金の取材は続きます。
キャリアアップ助成金のリーフレットには、
企業における生産性向上の取り組みを支援するため、生産性を向上させた企業が労働関係助成金を利用する場合、その助成額又は助成率を割増します。
と書かれています。
生産性とは
生産性の要件は次の算式によって計算します。
生産性 = (営業利益+人件費+減価償却費+動産・不動産賃借料+租税公課) ÷ 雇用保険被保険者数
( )内は、売上総利益 – コントロール可能な販管費 と捉えることができます。それで、ある程度各社均一な利益を算出しようというのが( )内であり、生産性とは( )内利益を被保険者一人当たりにした数値です。
助成金の話題なのに、突然会計ticになってきました。
生産性要件(前提)
- 生産性要件の算定期間に、事業主都合の離職者がいないこと
事業主都合の離職者とは、事業主都合による解雇や勧奨退職、希望退職応募等で退職した人のことをいいます。 「会社都合で退職者がいるのに生産性が高いって言われても加算できないよ」というのが政策に織り込まれています。
生産性要件(1)
助成金の支給申請を行う直近の会計年度における「生産性」が
- その3年前と比べて6%以上伸びていること
が条件です。
生産性要件(2)
(1)より生産性が低い場合でも増額加算の対象となることがあります。
- その3年前と比べて1%以上〜6%未満の伸び率で、金融機関から「事業性評価」を受けていること
が条件です。
事業性評価
ここで金融機関からの「事業性評価」という単語が出てきます。
「低い生産性でも金融機関のお墨付きがあるなら増額しましょう」という趣旨だと思われます。
板倉事務所の強み
二つ目は、板倉が元銀行員ということです。
今回のケースも、北海道の地方銀行における事業性評価の取り組み状況について取材が済んでいます。
助成金のことだけでも、これだけの関係機関があり、その適所に、官民の勤務経験や同窓など北海道内で幅広く培った人脈があるというのが板倉事務所の強みと言えるでしょう。
もちろん、融資案件やメインバンクの選び方、資金繰りなどについても相談に乗ります。
【編集後記】
ブログ執筆中にアポなしで会計システム会社からの営業訪問がありました。
自宅兼事務所なので、アポなし訪問はお断りしています。
【昨日の1日1新】
生命保険会社に転職した友人と面談 活躍を期待しています
[…] 二つ目は、次のエントリーでご紹介します。 […]