※今朝の北海道神宮
こんにちは。
北海道札幌市中央区のイクメン税理士 板倉圭吾です。
私の職業人生で一番長いのは公務員。
国家公務員として労働基準行政に携わっていました。
今日は、その経験が活きたなぁという記事です。
行政OBの繋がりも大切
同じ労働基準行政のOBから、仕事のご依頼をいただくことがあります。
今日はそのような経緯で関わっているお客様と面談打ち合わせ。
初めて会ったのは互いに職員だった2002年。
それから19年経って、職業が変わってもお付き合いいただいている。
しかも、税理士としての判断を尊重してくださる。
とてもありがたいことです。
ちなみに現職の方のお役に立つこともあります。(案外、「ちょっと税理士の意見を聞かせてほしい」という声があります)
お堅い文書作成が効果的だった
公務員時代は、対外的に発する文書を起案することもありました。
いわゆる「お役所文書」というものです。
- 決まりきったテンプレート(日付や標題など)
- お堅い言い回し
- 文字間隔や行間隔の美学(内部しか伝わらないやつ)
などは、気づいたら身についていました。
公務員退職の際には「もう使わないだろう」と思ったスキル。
それが、税理士となって効果的に作用することがあったのです。
信用保証協会向けの補足文書
最近、関与先の増加運転資金調達のため信用保証協会に文書を提出しました。
- ビジネスモデルの解説
- 資金の使途
- 資金需要の根拠
- 別表調整について
など、窓口金融機関を通じて照会があった件に補足解説をするものです。
ここでお堅い文書術が活きました。
書類提出後、すぐに保証していただけるとの回答があり、金融機関もすぐに実行してくださいました。
後で聞いたところ、「関与税理士がここまで詳細に補足をする例は少ない」「わかりやすく、上司にも伝えやすい」との意見でした。
まだまだ保証協会ではお堅い文書が重宝されるのでしょう。
まとめ
「公務員やめたら使わないスキルかも」と思っていることが、意外と役立つこともあります。
税理士という職業は、本当に経験が活かせると感じました。
- 電話でもすぐにコミュニケーションを確立できる
- 行政通達から必要なものを検索できる
- 管轄や事務分掌から、誰が担当者なのか見極める
- 記録をしっかり残す
など、公務員のスキルは汎用性があると感じます。
他方で、
- 価値提供をお客様に感じていただく工夫
- スピード感を持つ
- ITによる効率化
などは、転職後に意識して身に付けようと思ったスキルです。
そのバランスがうまく取れるように意識しています。
【編集後記】
特に信心深いわけではないのですが、自然が多く残っている北海道神宮が好きで毎朝歩いています。
今日は、鳥居と朝日がきれいに撮れました。
なんかいいことありそう♪