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上司に相談しようとして「ちょっと待って」と言われたときの対処法3選<№518>

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※今朝の北海道神宮

 

繁忙期の事務所あるある「所長の判断待ち」

皆さん、ごきげんよう。(新たなご挨拶を採用してみた)

北海道札幌市中央区のイクメン税理士 板倉圭吾です。

先日、とある方のご苦労を耳にしたため記事にしました。

それは、

上司に相談しようとして「ちょっと待って」と言われたが、いつまで待てばいいのかわからない。

向こうから「さっきの件だけど」と聞いてくれるのを待っていたら、「タイミングを見計らってもう一度聞きに来るべき」と叱責された。

というものです。

令和になってこの対応…

上司に問題があるのは間違いないのですが。

とはいえ私も、これまでの社会人経験で覚えがあります。

 

銀行員時代の思い出

銀行員時代、新入行員研修で「△△(イレギュラーなお問い合わせ)のお客様が来たらどうするか?」という内容でグループディスカッションがありました。

入行から6か月ほど経過しており、それぞれの配属支店での経験から発表します。

私は「周りの人も暇ではないし、自分が受けたので自分に責任がある。他の職員に迷惑をかけないように、お客様を待たせても規程を読み込み、本部に照会して回答する」と答えました。

他の同期のほとんどは、「すぐに支店長代理に聞く」でした。研修担当講師もそう答えました。

でも、私の支店ではそれは不可能だったのです。

支店長代理や主任といった先輩方は、ボリューム的に大変な仕事を抱えており、相談できる状態ではなかったのです。(今となっては、それがおかしいと思うのですが…)

「こんな研修、机上の空論だ。」と思ったのを覚えています。

そして、「それくらい忙しい支店に配属された私は期待されている」と鼻の穴を大きくしたのを覚えています。(今となっては、とんだ勘違いだと思います…)

そんな時代から20年経って…

上記のご苦労についてその頃の自分に通ずるものを感じたので、「今ならこう乗り越える」というものを3つご紹介します。

 

⓪紙にまとめて記載して渡す

まず「今なら」ではなく、「かつて、こうやっていた」です。

A4用紙に、

(報告)A社の〇〇は明日提出できそうです。

(連絡)B社から〇〇の相談がありました。

(相談)C社の〇〇について質問があるのでお時間ある際にお声がけください。(期限:来週月曜日に△に提出)

とタイトルを振り、ワードで作成していました。

スキマ時間でコメントもらえるだけで進められるものは、それが(当時の)最速だったので。

銀行や税理士事務所で使っておりました。

(公務員時代は、さすがに上司が相談すらできない状態というのはありませんでした…)

 

①非同期コミュニケーションにする

税理士事務所でも上司に相談しようとして、「後にして」と言われたことがあります。

  • 来客がくるので事前準備をしたい
  • 役所の開庁時間に間に合うように作業をしたい

事情はわかるので、「〇の件で、△日□時までにご相談したいです」と伝えました。

大概は、それまでに上司から声をかけていただけます。

上記のご苦労は、理不尽なものだと感じます。

が、その上で「今の私ならこうする」が次からです。

チャットワークに投げかける

リアルタイムに同じ場所にいてその対応…

非同期のコミュニケーションで促すのがいいと思います。

そのため、チャットワークに

(報告)A社の〇〇は明日提出できそうです。

(連絡)B社から〇〇の相談がありました。

(相談)C社の〇〇について質問があるのでお時間ある際にお声がけください。(期限:来週月曜日に△に提出)

とタイトルを振り、投げかけます。

 

②チャットワークの活用(自分のタスクとして登録)

「〇〇(上司)に相談する」というタスクをチャットワークに設定します。

「自分のタスクのみ表示する」のチェックを解除していれば、上司も把握できるし。

タスク設定をしたということで、部下としては十分な対応ではないでしょうか。上司が、それを受けて自分にタスク設定するのを期待したいところです。

もちろん、期限到来時にチャットワークで「あの件ですが…」とリマインドすることになります。

 

③チャットワークの活用(上司のタスクとして登録)

さらに踏み込んで、「板倉にコメントを返す」「板倉に相談時間を確保する」というタスクを上司に割り当ててしまうことも必要な場合があります。

私の気質(繊細なところがある)にとって、何度も「今いいですか?」と聞きに行くことが苦痛なので。

タスクとして割り当ててしまう方がよっぽど楽です。

 

まとめ

困っている部下に上記の叱責をすることが、理不尽としか言いようがないのですが。

これだけツールが発達した昨今、上司の状態を見て察することは仕事の範囲ではないと思います。

非同期のツールを使って、促しましょう。

ご苦労がなくなることをお祈りしています。

 

※ひとり税理士を選んだことで、このようなご苦労を従業員にかけなくて済んでいることに心の平穏を感じております

 

【編集後記】

今日は息子が先に登校のため、途中まで父娘で歩きました。

娘がちょっと迷惑そう…

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