こんにちは。
北海道札幌市のイクメン税理士 板倉圭吾です。
2021年が始まり、新しい気持ちでお客様にお役立ちしていきたいと思っております。
そこで、板倉事務所のポリシーを再編集しました。
このタイミングで「そもそも板倉事務所で提供できる価値」について改めてまとめてみようと思います。
少し長いですが、お付き合いいただければ。
プロローグ1【税理士を志した理由】
板倉事務所の理念、それは税理士を志したきっかけから始まります。
東日本大震災の後、私は2011年秋に石巻労働基準監督署で働いていました。震災で被害にあわれた方の労災請求をお手伝いする仕事です。
東北の労基署職員も被災しており、労災請求も膨大な件数となったため、全国から労働行政職員が派遣されました。
震災直後に「北海道からの派遣は志願者の中から選抜制とする」と発表されました。
まだ原子力発電所の損害状況もわからないときであり、1歳の息子を持つ親の立場としては不安もありましたが、「公務員としてお役立ちができる」という一心で志願したのです。
結果として、自分自身の人生を見つめなおす機会をいただき、人生の転機となりました。
- 住む場所も辞令で決められ、単身赴任も覚悟しなくてはならない
- 働く係も辞令で決められ、総務系など後方業務も担当しなくてはならない
- 定年が決まっており、辞めるタイミングを自分で決められない
- 業績評価よりも年功序列の要素が強く、頑張りが報われない
家族と一緒に住むという切実な希望を叶えるために税理士を志しました。
きっかけは、自分と自分の家族のためです。
プロローグ2【ひとり税理士を志した理由】
2011年秋に税理士を志してから3年後、2014年12月に税理士試験に合格しました。
公務員を退職し、2016年1月から鈴江誠税理士事務所に転職。ちょうど5年前のことですね。
銀行員時代の融資審査、公務員時代の労働保険料調査など、仕事で決算書はたくさん分析してきましたが、ゼロから作るのがこんなに大変で面白いとは!!
想像していたよりも税理士事務所の仕事はクリエイティブでした。
お客様に対する責任の度合いが前職までとは違います。時間を忘れ試算表や決算書と格闘する毎日…。
鈴江所長が育児に最大限の配慮をしてくれたことに加えて、実家の母が子育てをサポートしてくれたから可能な働き方でした。
2017年1月、そんな母が他界しました。
仕事と育児のギリギリのバランスで5月までの繁忙期を乗り切りましたが、子どもにも相当負担をかけてしまったと思います。
何度「仕事を辞めて家にいよう」と思ったことか…
そこで「ひとり税理士になる」と決断しました。
- 自宅兼事務所で子どもの体調悪化などもフォローできる「居職一致」を実現する
- 雇われない、雇わない経営で時間を効果的に使い、その効果をお客様にフィードバックする
- ITの活用で企業会計の作業フローを革新させる
自分が育児当事者として顧問先のお客様にお役立ちすることで、そこに(経営者や従業員、利害関係者として)関わるイクメンやワーキングマザーが少しでも楽になれば。
やはりきっかけは、自分と自分の家族のためですが、その試行錯誤をお客様に届けたいからこそ独立開業を選びました。
板倉事務所のミッション
板倉事務所のミッションは「イクメンとワーキングマザーをサポートする」ことです。
なぜなら、私自身が悩んできたことであり、社会構造の問題でありながら、顧問税理士としてのお役立ちでミクロ的解決が図れると思うからです。
仕事と育児の両立で悩んでいる方(とその経営者)を、税理士事務所とコンサル法人の両輪でサポート出来ればと思っております。
そして、これからそんなライフイベントを迎える若い方には仕事と育児の両立に前向きなイメージを持っていただきたい。
ご年配の方にも、「尊い育児が、プライドをかけた仕事と両立できる会社」になることを喜んでいただきたい。
税法だけの世界で部分最適を目指す「税金おじさん」ではなく、経営者と従業員皆様の「人生の調和をもたらすお役立ち」を目指してまいります。
板倉事務所/合同会社アイタクトのサービス
①【zoom、対面】税務顧問(板倉圭吾税理士事務所)
「育児も、税理士としての価値提供も妥協しない」が板倉事務所のキャッチフレーズです。
「時間が限られているからこそ」、「ひとり税理士だからこそ」の効率化提案を行っていきます。
サポートは具体的に3つの柱で構成されています。
- 一つ目は、労務部門です。元労働基準監督署職員として、行政経験に基づいてアドバイスします。クラウド勤怠管理などのIT導入についてもお手伝いいたします。また就業規則、助成金などは提携社会保険労務士とのチーム対応を行っています。
- 二つ目は、財務部門です。元銀行員として、資金調達案件の検討やメインバンクの選び方、資金繰りなどについてご相談に乗ります。「API連携による収益把握の迅速化」が「変化の時代」に対応できる企業会計を構築するカギです。
- 三つめは、税務部門です。税理士として、クラウド会計導入のご提案や税制についてのご説明を行います。毎年変わる税制はもとより、出口戦略を見据えた長期的な視点での税務サポートが企業価値を高めるお手伝いをします。
これらすべて「イクメンひとり税理士」の板倉が担当します。経営者に寄り添うために、これまでの経験・知識・人脈をフル活用してまいります。
②【zoom、対面】コンサルティング(板倉圭吾税理士事務所)
税金のことはもちろん、税金以外のこともわかる範囲で全力でお役立ちする時間を提供します。(②は税理士の独占業務である「税務」を含んだコンサルティングを担当します)
③【zoom、対面】コンサルティング(合同会社アイタクト)
これまでの経験・知識・人脈で全力でお手伝いします。(③は税務以外の「会計効率化」「財務分析」「創業したい」「融資を申し込みたい」「イクメンになりたい」など様々なコンサルティングを担当します)
具体的な相談例としまして、「税理士セカンドオピニオン(うちの税理士はこう言っているけれど…)」「財務分析(ゆくゆく銀行から資金調達したいが課題は何だろう?)」「社内バックオフィスのマニュアル作成」などをお手伝いしております。
④【訪問】クラウド会計導入支援コンサルティング(合同会社アイタクト)
自分でクラウド会計を始めてみたいけど自信がない。顧問税理士は変えたくないけど、クラウド会計は苦手だと言われた。そんな方にオススメです。
業務フローの構築、アカウントの取得、自動登録ルールの設定など不安な点を一緒に解決していきます。
⑤【zoom、対面】公務員転職コンサルティング(合同会社アイタクト)
公務員を辞めて転職することを考えている方に向けた特化メニューです。
板倉の経歴から、国税、地方税などの税務行政や、労働行政、地方自治体などの方に特にお役に立てると思います。
⑥【限定無料メニュー】税理士受験生コンサルティング(合同会社アイタクト)
板倉事務所は、税理士を目指す方を応援します。本気の方とお話したいのでアイタクト事務所までお運びください。
毎月1組限定です。
おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ひとりで始めましたが、多くのお客様、関係者に支えられていると日々感謝です。
すぐに税務会計の世界に入ったわけではないので、お役立ちできる税目には限りがあります。
ひとり税理士ですので、報酬について他の大手事務所より高い(らしい)ですし、決算期や業種によってはお役立ちできないことがあります。
でも、様々な職歴を経てきた分、3つの柱でサポートします。
ひとり税理士だからこそ、(限られた数の)経営者の方にしっかり寄り添うことができます。
売上や利益アップ、税額計算も面白い仕事です。
が、
私の理想の仕事は、「お客様が理想の人生を過ごすお役立ちができた!!」と実感することです。
つまり、お客様の理想の人生が、板倉事務所の夢です。
皆さんの夢は何でしょう?是非お聞かせください。
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