※朝ウォーキングで撮影した北海道神宮の「茅の輪」
皆さん、おはようございます。
北海道札幌市中央区の税理士 板倉圭吾です。
今日は失注について。
要は、「受託に向けてご提案したのだけれど成約にならなかった」という記事です。
初めての相続税
先日、相続税申告のお問い合わせがありました。
板倉事務所は資産税(贈与税や相続税など)をメニューとして掲げていません。
関与先さまからの紹介であり、一般的な税務相談としてお話をさせていただきました。
(関与先さまからのご紹介によるお打ち合わせは初回1時間無料です)
お打ち合わせの際の相続人のお人柄から、「是非お力になりたい」と思いました。
とはいえ、職業会計人として安請け合いも出来ないため、一旦持ち帰ることに。
先達の力を借りる
税理士ですから、相続税について知識がゼロというわけではありません。
税理士会での研修やこれまでの実務経験において習得した知識はあります。
開業して5年、ある程度の資産税申告(相続税以外)を行ってはおりますし。
しかし、プロとして相続税申告をお引き受けするにはいささか知識・経験が足りないと感じているのも事実です。
そのため、先達のお力を借りることにしました。
植村豪税理士の個別コンサルティングです。
コンサルティングを受けて
90分のコンサルティング、ひたすら当該案件についての相談です。
さすがの指摘、解説で「これなら受託に向けてご提案できる」という確信を得ました。
その後も、自分で提案書の作成や条文の再確認などを行い、検討を重ねます。
まとめ
再び、ご相談者さまとコンタクトを取りご提案を行いました。
冒頭のタイトルの通り、結果として先方のご意向に沿う提案とはなりませんでした。
選び選ばれるのが税理士の仕事です。
今回はご縁がなかったのだと思います。
一方で、ご提案までに「自分が受託したら…」と検討を重ねた時間とコストは無駄ではなかったと思っております。
「いつか相続税申告をやりたいなぁ」というモチベーションでは同じ10時間をかけても理解の到達度は低いものだったでしょう。「この申告は、ここを注意しよう」と集中して取り組んだ効果は大きいと感じています。
まだまだ伸びしろがあると感じることができた機会に感謝するとともに、自分に「ナイス挑戦」と声をかけたいと思いました。
ご紹介いただいた関与先のお客様、お打ち合わせをした相談者さま、植村豪税理士、ありがとうございました。
【編集後記】
現在の板倉事務所は、法人・個人事業主の顧問契約が中心です。(年1回ではなく、定期的な打ち合わせを前提とした関与です)
おかげさまで、顧問契約は定数に達したため現在受付を中止しております。
2023年の所得税確定申告についても定数に達したため現在受付を中止しております。
今後は、原稿執筆や自治体の外部監査、資産税の実務および理論的な習得などにも力を入れようと思っており、定数を限っていることも理由の一つです。
とりわけ法人資産税領域に力を入れています。
ひとり税理士事務所だからこそ、リソースの選択と集中はとても慎重に考えております。
多くのお引き合いをいただいておりますが、全てにはお応えできないことをご賢察いただけますと幸いです。
北海道庁の包括外部監査人補助者になりました。職業会計人として、とても嬉しい任用です。
元銀行員、元官僚の経験を活かしたいと思います。#外部監査 #北海道庁 https://t.co/HdQOpCH734— 札幌税理士 板倉 圭吾 (@itaxez) May 28, 2022