※先週の円山公園 新緑が気持ちいい
「勤続20年、何でもできます」
皆さん、ごきげんいかがでしょうか。
北海道札幌市中央区のイクメン税理士 板倉圭吾です。
今日は、転職相談で考えたことを書いてみようかと。
有料の個別コンサルティングではなく、友人からの相談がベースです。
そのため、こちらが手を差し伸べられることは限られておりました。
概要は下記のようなものです。(詳細はわからないようにしています)
勤続20年、税理士事務所で営業事務をしていました。
この度、所長税理士と折り合いが悪くなり退職することになりましたが転職先を探しています。
顧問報酬は安いですが、何社か自分の担当先を持っていくことができます。業務は何でも経験しています。
どこか受け入れてくださる事務所を知りませんか?
との内容でした。
求職者との間に友人が入っているので仕方ないのですが、ぼんやりしすぎていて、これではどの事務所にもお話をお繋ぎできないなぁと感じた次第です。
私からの質問内容
出来るだけお力になりたいので、下記にお答えいただけますか?
- 年齢、性別(相手にイメージをお伝えするため)
- 保有資格(簿記検定、税理士科目合格など)
- 経験のある会計ソフト(弥生、JDLなど)
- 経験のある税務ソフト(ミロク、TKCなど)
- 経験のある税目(法人税、相続税など)
- 経験のある業務(記帳代行、法人税申告書作成、補助金申請、連結、清算結了、RPA構築、APIデータ連携など大まかでいいです。営業事務が何を指すのかは事務所によって違うので確認させてください。)
- 希望年収
- 通勤可能なエリア(札幌市〇〇区など大まかでいいです)
周囲の税理士事務所にご紹介するとなると、私にとっては、ほぼ先輩にあたります。
何も知らずにご紹介するのであれば、直接応募していただいた方が良いわけで。
私としては良かれと思って質問をしました。
どうもモヤモヤするなぁ
結局、送っていただいた回答が紹介するには物足りず、追加で質疑をするのも憚られて、こちらから「お役に立てません」とお伝えしました。
おそらく先方は、「20年以上の経験者が顧客を持って行くんだから、誰か紹介しろよ」的なイメージだったと推測しております。
しかし、私の中では
- 漫然と指示を受けて作業をしていても20年を経過することはある
- 20年前の作業スタイルのままの「化石さん」かもしれない
- 補助者(税理士資格を有していない従業員)が「お客様を連れて行く」という発想が苦手
- 自分の強みの棚卸しが出来ていない印象
と、モヤモヤしていたのです。
個別コンサルティングであれば、次のようなアドバイスをしていたでしょう。
経験を書き出そう
この例に限らず、自分の強みの棚卸しが出来ていないことは多いのではないでしょうか?
かくいう私もそうでしたし。
過去記事では公務員の強みについて紹介しています。
まずは、時系列に
- 配属場所
- 担当業務
- 苦労したけど達成したこと
などを書き出してみましょう。
達成したことを見比べているうちに、共通の特性が見えてきたらそれが強みですよね。
【編集後記】
昨日は関与先から、新規のご紹介をいただきました。
その信頼感が嬉しいです。喜んで無料面談の準備を進めます。
今朝は、経営の意思決定に悩まれている方に「紙に書き出す思考法」「サイコロ思考法」のアドバイスをしてきました。
悩みの答えは自分の中にあると思っています。