※子どもたちの書初め
トレーニングで言われたこと
こんにちは。
北海道札幌市中央区の税理士 板倉圭吾です。
午前中はパーソナルトレーニングでした。
そこでのヒトコマ。
トレーナー「次はこのトレーニングをします」
イタクラ「いいよー」
トレーナー「…(困)」「トレーニングするのは板倉さんですよー。許可するものではないです(苦笑)」
イタクラ「あっそうですね。トレーナー、もっと重たいの上げれるようになりたいです」
トレーナー「急に変わりましたね…でもいい感じです」
トレーナーが言いたかったのは、「トレーニングをすると決めたのは私なので、主体的な言葉を使っていきましょう」ということだと理解しています。
※トレーナーとは信頼関係を構築していると思っており、ブログ記事になることもご了承いただいております。
※とっても実力のあるトレーナーです
※トレーニング技術だけではなく、カラダに向き合う考え方も一流だと思います
得意の置き換え思考
前のやり取りを税務顧問に置き換えて考えてみました。
どんな時でも気付きを得ようとするのは得意技なのかもしれません。
税理士「次は予算と実行の比較分析をします」
社長「いいよー」
税理士「…(困)」「経営するのは社長ですよー。許可するものではないです(苦笑)」
社長「あっそうですね。税理士さん、もっと利益を上げれるようになりたいです」
税理士「急に変わりましたね…でもいい感じです」
言いたいことが伝わるでしょうか。
誰が主人公か
税理士は伴走者です。
主人公は経営者である社長。
トレーニングと同じように、社長自ら望んだ結果以上に税理士が導くことはできないのです。
乱暴な言い方をすると、「私が、社長になってください、経営してくださいとお願いしたわけではないです」「あなたが経営者になることを選択したのだから、主体的に考えてください」ということです。
思ってても言わないけどさ。
余計な間食や不健康な生活習慣は、無駄な固定費や公私混同の交際費などにも置き換えられるのかもしれません。
そういう意味では、トレーナーと税理士はコミュニケーション技術や専門知識を媒介とした目的達成コンサルタントという共通点があると感じました。
経営者の自立
「経営者の自立」という概念を意識して顧問を務めています。
会計や税務のテクニカルな部分を経営者が理解する必要はないと思っています。
経理担当者と税理士がタッグを組んで解決していけばいいでしょう。
でも、経営課題全般に関しては経営者が解決していかなければならない。
- 私のすべての経験を活用し、財務や税務に関するモヤモヤした不安を解消していただく(「任せて安心」の土台づくり)
- そうすることで経営者が事業に集中する環境を構築する(土台の上に建屋を置くイメージ)
というイメージで臨んでいます。
お伝えしてご理解いただける方には苦言を申し上げることもあります。
ご理解いただけないと判断した場合には、そっと離れることもあります。
もちろん「任せて安心」と思っていただくための努力は惜しみません。
経営者に寄り添うことは安定経営に欠かせない顧問サービスの一部だと確信しているからです。
でもね、「弱音」と「甘え」は違うと思っています。
私が職業会計人としてプロの仕事をするのと同じかそれ以上に、社長に「プロ経営者としての自覚と覚悟」が身に着くことを大切にしています。
最初からできる人はいません。
一緒に成長していける方と仕事がしたいと思っています。