排雪が入ったのに、また雪が降った…
医療費控除についてのご質問をいただきました
おはようございます。
北海道札幌市西区発寒のイクメン税理士 板倉圭吾です。
数日前、関与をしているお客様から医療費控除についてのご質問をいただきました。
実際に「申告が必要なのか?」と悩まれる方も多いと思うので、記事にします。
申告が必要な3パターン
- 平成30年のうちに10万円超の医療費を支払った
- 平成30年のうちに所得金額の5%超の医療費を支払った(言い換えると、総所得金額等が200万円未満の場合に10万円より低い額でも申告できることがあります)
- 「健康の保持及び疾病の予防」に取り組んでいる人が、平成30年のうちに12,000円超のスイッチOTC医薬品を購入した
大きく分けるとこの3パターンがあります。
今回ご質問をいただいたのは1.のパターンでした。
ステップ① 10万円超の医療費って?
今回は、10万円超って何が含まれるの?
という点を取り上げます。
【含まれる】けど例外に注意 病院、調剤薬局で支払った自己負担の金額
医療費は自分のものだけではなく、生計が同じ家族の分をまとめることができます。
学費や家賃を仕送りをしているお子様や、同居して年金生活をしているお母さまなど、まとめられる方がいないかを確認しましょう。
一方で、美容整形や健康診断など保険適用外の医療費は含めることができないので注意です。
あと、眼科で視力検査して処方箋をもらって、それをもとにメガネを買っても対象外となります。(補聴器も同じく)
【含まれる】医薬品の購入
「お医者さんから処方された薬代を調剤薬局で支払った」というのが典型的です。
あとは、ドラッグストアでも治療のための医薬品(かぜ薬や目薬など)であれば含まれます。
一方で、健康増進や予防目的の医薬品は対象となりません。
【含まれる】病院への交通費
JRやバスなどの交通費も含めることができます。
領収書をもらえないこともありでしょう。そういう時は、受診した病院の領収書に書き加えるのがオススメです。
一方で、自家用車での通院にかかる費用(ガソリン代、駐車場代)は対象となりません。
【含まれない】未払いの医療費
「平成30年12月28日に受診したけど、持ち合わせがなくて年明け平成31年1月に支払った」という場合。
平成31年の集計に回してください。
まず、これらを確認いただいて「10万円を超えているかどうか」が第1ステップです。
ステップ② 保険金もらった?
生命保険や社会保険で、医療費の補填(自己負担をおぎなってもらうこと)があれば、それを集計しましょう。
ステップ③ ①-②をしてみよう
総所得金額等が200万円以上の方は、この「③の額が10万円を超えるかどうか」が申告するかどうかの分岐点です。
ご不明な場合は、税理士にご相談ください。
下記特設会場は、有料(数千円)ですがオススメです。私もお手伝いします。
【編集後記】
数日前から口内炎ができ、痛みがあります。
ちょっと話すのが辛いので、電話は出られません。今日は、お打ち合わせもないので在宅で作業をすることにします。チョコラBB飲もう…
【昨日の1日1新】
丸亀製麺 札幌店(すき焼きの調理方法が面白かった/客の動線を入り口と出口を分けることで一方通行にしている工夫/常連さんの注文方法がかっこいい)